“運動”の驚くべき効果
ほかにも、マッコーリー大学のオートンとチェンの研究では、「運動も先延ばしに効果がある」ことがわかっています。運動不足の男女24人にまず2カ月間「特になにもせずに」いてもらい、その後2カ月間ジムに通ってもらい、その間のストレスレベル、精神的苦痛、自己効力感、およびその他の習慣に関する変化について調べました。
すると運動後は、ストレスが減少し、タバコやアルコールやカフェインの摂取量が減り、感情のコントロールができるようになり、家事に従事することも増え、約束も守るようになり、健康的な食生活になり、無駄使いも減り、学習習慣にも改善が見られました。アメイジング!
名だたる文豪たちには“締切前後の修羅場エピソード”が山ほどありますが、それは文豪ならでは。一般社会で生きるうえで、文豪的な振る舞いは通用しませんし、締切を余裕で守って、有意義な時間を過ごしたいものです。
ひとまず、締切のある仕事をいつも抱えているなら、毎日の目標を細かく設定し、ひとつクリアするごとに何かご褒美を用意する方法を取り入れてみてください。さらに長期的スパンでケツ合わせな自分を変えるなら、運動するのがおすすめです。進行通りに仕事を進め、ジムで気持ちのいい汗を流す……ステキなライフスタイルが見えますよ。
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1999年、シカゴ大学言語学部博士課程修了(Ph.D. in Linguistics、言語学博士)。2000年、立命館大学法学部助教授。2005年、ヨーク大学オズグッドホール・ロースクール修士課程修了、2008年同博士課程単位取得退学。2008年、明治大学法学部准教授。2010年、明治大学法学部教授。司法分野におけるコミュニケーションに関して、社会言語学、心理言語学、脳科学などのさまざまな学術分野の知見を融合した多角的な研究を国内外で展開している。また、研究以外の活動も積極的に行っており、企業の顧問や芸能事務所の監修、ワイドショーのレギュラー・コメンテーターなども務める。著書に『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(クロスメディア・パブリッシング/共著)、『科学的に元気になる方法集めました』(文響社)、『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)、『図解ストレス解消大全』(SBクリエイティブ)など多数。
