“運動”の驚くべき効果
ほかにも、マッコーリー大学のオートンとチェンの研究では、「運動も先延ばしに効果がある」ことがわかっています。運動不足の男女24人にまず2カ月間「特になにもせずに」いてもらい、その後2カ月間ジムに通ってもらい、その間のストレスレベル、精神的苦痛、自己効力感、およびその他の習慣に関する変化について調べました。
すると運動後は、ストレスが減少し、タバコやアルコールやカフェインの摂取量が減り、感情のコントロールができるようになり、家事に従事することも増え、約束も守るようになり、健康的な食生活になり、無駄使いも減り、学習習慣にも改善が見られました。アメイジング!
名だたる文豪たちには“締切前後の修羅場エピソード”が山ほどありますが、それは文豪ならでは。一般社会で生きるうえで、文豪的な振る舞いは通用しませんし、締切を余裕で守って、有意義な時間を過ごしたいものです。
ひとまず、締切のある仕事をいつも抱えているなら、毎日の目標を細かく設定し、ひとつクリアするごとに何かご褒美を用意する方法を取り入れてみてください。さらに長期的スパンでケツ合わせな自分を変えるなら、運動するのがおすすめです。進行通りに仕事を進め、ジムで気持ちのいい汗を流す……ステキなライフスタイルが見えますよ。
写真=iStock.com
シカゴ大学大学院言語学部博士課程修了、オズグッドホール・ロースクール修士課程修了・博士課程単位取得退学。心理言語学、法言語学、コミュニケーション論を専門とし、学術的な知見を「今日から使える知恵」に翻訳することをライフワークとし、著書は70冊を超える。56万部を突破した『科学的に証明された「すごい習慣」大百科』(SBクリエイティブ)のほか、『科学的に元気になる方法集めました』『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』など、科学の力で日常を変えるシリーズは累計137万部を突破。NHKラジオ「ラジオ深夜便」レギュラー・パーソナリティをはじめ、ラジオ・テレビ・新聞・雑誌・WEBなど多彩なメディアで、専門家としての視点を発信中。
