まず、何を学びたいかを考える
時代はそれを少し後押ししてくれています。
例えば、政府の対応です。少子化が社会問題化し、教育費の家計負担の多さから、教育費無償化の方向に政府は舵を切っています。給付型奨学金が創設されたり、19年10月からは幼児教育の無償化が始まりました。また、20年4月からは所得制限はあるものの高等教育の無償化も始まります。
こうした政策はまだ課題はあるものの、情報としては収集しておきたいところです。
さらに思い切っていえば、いまの時代はネットを使えば、安価で学べるツールもたくさんあります。いかにお金をかけるかではなく、何を学びたいか、身に付けたいのか、それにはどんな方法・手段があるのか、といった順で考えて、本当にやりたいことに大切なお金を投じてみてはいかがでしょうか。
より多くの方が安心して子育てできる社会になればいいなと思います。
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1973年、埼玉県生まれ。生活マネー相談室代表。「家計の見直し相談センター」を経て2013年7月独立。個人相談を中心に執筆、講演を行う。著書に『お金の不安に答える本 女子用』など。