2.けっこう助かる文字変換の便利技4つ

英語と異なり日本語は入力時に文字変換が伴います。これはある意味で入力効率を落としているとも言えますが、文字変換の便利技をマスターしておくことで、入力作業の負担を別の角度から減らすことができます。以下に便利な4つの変換技を紹介いたします。

英大文字を続けて入力

「OKADA」のように英大文字を続けて入力したい時、毎回「↑」キーを押して大文字に変換しないでも、はじめに「↑」キーをダブルタップしておけば、Caps Lockがかかって、大文字を連続入力できるようになります。

英大文字を続けて入力
確定した文字を再変換

文字入力で変換候補の中から間違った変換候補を選んでしまった場合に、新たに入力し直さなくても、その箇所だけタップして範囲選択すれば、再び変換候補の中から選び直すことができます。この技を知っておくと、誤入力を恐れなくなるため、入力テンポが速くなります。

確定した文字を再変換
日付や年号を変換入力

日本語入力の途中で、日付や年号など数字を入れたい場合、数字キーボードに切り替えなくても、「きょう」「あした」、「きょねん」「らいねん」と入力すれば、変換候補の中から選択できるようになります。カレンダーを見なくて済むため、私も重宝しています。

日付や年号を変換入力
切り替えを減らして英数字を入力

たとえば「12時~13時まで」と入力したい場合、通常は数字キーボードに切り替えて入力すると思いますが、左手の指で切り替えボタンを押しながら右手の指で数字を入力し、その後切り替えボタンから指を離せば、元の入力モードで入力を続けることができます。この技を使うと、切り替え動作が1回分省けるので、数字が混ざった文章を効率よく入力できるようになります。その他、英語モードで大文字・小文字の切替時にも、同様の技が使えるので、覚えておくとテンポよく入力作業を進められるようになります。

切り替えを省いて英数字を入力

以上「覚えておくと差がつく、スマホの神入力テク」はいかがでしたか?

「前から知っているよ」といった技も多かったかもしれませんが、スマホ仕事は、何より基本が大切。なにか一つでも新しい発見があれば、私としても大変うれしく思います。利用機会が多い技なので、ぜひ体で覚えて、デジタルストレスから開放されましょう。

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岡田 充弘(おかだ・みつひろ)
クロネコキューブ代表取締役

外資系コンサルティング会社を経て謎解き企画会社『クロネコキューブ』を設立。700にもおよぶパソコン時短ワザを集めてマニュアル化している。著書に『爆速パソコン仕事術』(ソシム)『結果もスピードも手に入る 神速スマホ仕事術』(すばる舎)『やりたいことを全部やれる人の仕事術』(PHP研究所)『やめるだけで成果が上がる仕事のムダとり図鑑』(かんき出版)『ビジネスマナーと仕事の基本 ゆる図鑑』(監修)(宝島社)ほか。