小泉進次郎氏の第一子誕生が来月に迫ってきた。依然として小泉氏の育休取得に注目が集まっているが、本人の発言はややトーンダウンぎみ。1年間の育休取得経験のある筆者が期待することとは。
衆院環境委員会で所信表明する小泉進次郎環境相=2019年11月8日、国会内(写真=時事通信フォト)

来月いよいよ出産予定、進次郎氏の育休取得は?

先日、フィンランドで世界最年少、34歳の女性首相が誕生し、女性が半数以上を占める内閣を発足させた。女性閣僚が居並ぶ写真を見るにつけ、その活躍ぶりには目を見張る限りだ。北欧各国では、男性の育休が何ら珍しくないこともあり、女性の社会進出もごく自然な流れという。翻って、男性の育休取得が遅々として進まない日本。2020年1月の第1子誕生を控え、育休取得を検討している小泉進次郎環境相の動向に注目が集まっている。小泉氏は今、何を考え、どのような決断をするのだろうか。

米国の有力雑誌タイムがこのほど、世界で最も影響力がある「次世代の100人」に選び、次の首相候補の一人に紹介した小泉氏。国内メディアの世論調査でも「次期首相にふさわしい人物」として常に上位に位置しており、首相候補との見方は国内外で定着している。その将来を渇望されているのは、衆目の一致するところだ。