山々に初冠雪もみられるようになる「小雪」。冬本番のはじまりに起こりやすいカラダとココロの変化への対処法を知り、賢く乗り切りましょう。
※写真はイメージです(写真=iStock.com/RyanKing999)

木枯らし、小春日和。気温の乱高下で体調不良に

11月22日~12月6日は小雪しょうせつで、この時期になると標高の高い山や寒い地域では初雪が降ります。また、木枯らしが吹き荒れるなどして、いよいよ冬本番へ突入です。

しかしながら、時々、小春日和と呼ばれる春のように暖かい日も何日か見られ、春の花が勘違いして咲きはじめるなどの便りを耳にすることもあります。気温の変化にカラダが適応できないことも多く、体調をくずしやすいのがこの時期の特徴です。体調管理には十分注意しましょう。

小雪は、寒さが進み、雪が降り出しそうな気温になりますが、雪はさほど多くはなく、雪が降ってもたくさん積もるようなことはありません。

季節のはじまりの初候は、新嘗祭にいなめさいと呼ばれる収穫に感謝を捧げるお祭りがあり、その年に収穫された新米や新酒を神様に捧げることで、深まる冬への準備をします。ちょうどこの時期はリンゴや魚のクエが旬を迎えます。季節が進む次候では、木枯らしが吹き荒れることで、木々の葉を吹き飛ばして、いかにも冬らしい季節になり、カマスや白菜が旬を迎えます。終わりである末候は、ボラやセロリが旬を迎えることで冬の深まりを告げます。