“いざ”に備えて日々の着回しで実力をつける

働く女性にとっての日々の賢い着回しは好印象です。ポイントは軸になるアイテムは決してケチらないこと。高価なものでなくてはならないとは言いません。サイズが時代感含め適切で、できるだけ素材が上質なものを丁寧に選んでください。そのようなスーツやセットアップなど、主要なアイテムに自らが信頼を寄せていれば、今日会うパーソンのことを思い、その場に相応しいインナーや小物などで、ちょっとした演出ができます。結果、日々のコードの構築は底上げされます。そして「いざ」というときに、その鍛え上げたTPPOSの実践がパワーを発揮するはずです。

ドレスコードの範囲であっても「自分らしさの履き違い」をすれば、理屈ではなくNGと評価されてしまうこと、立場からの社会性、自分がどうしたいかではなく、どう在ることが求められているか? にスマートに応えることが大切と心してください。

その場で自己の失敗に気づき、ふがいなさで恐縮してしまったような表情でさらなる批判を浴びてしまったのが、昭恵夫人のお姿でした。服装は一目瞭然でありながら有名人でもない限り、周囲の人はなかなか注意をしてはくれません。だからこそ、普段からTPPOSのチェックに余念なく、ビジネスシーンでの「いざ」において成功を導きましょう。決して「後の祭り」になりませんように。

写真=時事通信フォト

政近 準子(まさちか・じゅんこ)
日本におけるパーソナルスタイリスト創始者・ファッションレスキュー社長

大手アパレル(株)東京スタイルを経てイタリアへ移住。政治家 、経営者、 企業管理職、起業家などを主な顧客とし幅広い層のスタイリングを手がけファッションレスキュー全体で、累計顧客2万人超。日本初、百貨店高島屋にてパーソナルスタイリングカウンターを持った。NHK「あさいち」「きわめびと」をはじめ、Eテレではファッション教育番組の連載を持つ。著書12冊。その人の生き方をスタイルに落とし込むパーソナルスタイリングの概念、職業としての認知を広めたが、今後はファッションプロデューサーとして、ファッションによって社会をもっと良くしていく仕事に着手。人々の「ほんとうの笑顔」を見るために。