読者の中にもメルカリ利用者は多いのではないでしょうか。そんなメルカリで最も取引が多いブランドは? 最も高額だった商品は? 普通だったら捨てられるようなあっと驚く意外な商品とは?

国民ダウンロード数7100万件超え

突然ですが、皆さんは、フリマ(フリーマーケット)アプリの「メルカリ」(メルカリ)を使ったことがありますか? まだ使ったことがなくても、「なにが出品されているんだろう」と、一度はのぞいたことがあるのではないでしょうか?

2018年7月、メルカリ(アプリ)の国内ダウンロード数は、7100万件を突破しました。単純に1人が一つの端末のみで使っているとすれば、日本国民(約1億2623万人)の2人に1人以上が利用しているほどの人気ぶり。

最大の特徴は、スマートフォンやタブレットのアプリを介して、消費者同士(Consumer to Consumer/C2C)が「売りたい」「買いたい」と直接つながり、モノを売買できることです。

90年代後半にスタートした、「Yahoo!オークション」(ヤフージャパン)、通称「ヤフオク!」に比べ、目立って女性のファンが多いとされるのですが……、一体なぜなのでしょう?

3年間で売上高は8倍に

メルカリがサービスを開始したのは、13年7月。その直後から、私の周りの20~40代女性が「牛窪さん、メルカリって便利ですよ」と声をあげ始めました。

一方で、男性から複数寄せられたのが、「メルカリって、どれぐらい儲かっているんでしょうか?」とのご質問。

当時メルカリは、まだいわゆる決算発表を行っていませんでした。数字を公開し始めたのは、創業3年目(15年夏/14年7月~15年6月)の時点。この頃、売上高は40億円を少し超える程度(約42億円)だったのを覚えています。

ところが3年後の2018年8月に発表された連結決算(同年度6月期)では、国内売上高が334億円に達していました。わずか3年で、売上高が8倍近くに増えたのです。

メルカリのようなビジネスモデルは、「シェアリングエコノミー」とも呼ばれます。ひと言で言えば、モノやサービス、場所などを、多くの人と共有・交換して利用する、社会的な仕組みのこと。

近年はほかにも、旅行者への「部屋の貸し借り(民泊)」を仲介する「Airbnb」(Airbnb Japan)や、自動車の配車サービス「Uber」(UberJapan)などが話題を呼んでいますよね。