4月、書店にはたくさんの英語学習本が並んでいます。テレビやラジオの講座も新しくスタートし、今年こそは! と考えている人も多いのではないでしょうか。とくに何度もトライしては挫折しているという人に朗報。「三日坊主」を研究する脳科学の専門家が、英語が続く秘策を伝授します。

なぜ英語ができるようにならないのか?

※写真はイメージです(写真=iStock.com/itakayuki)

今度こそ英語の勉強をしよう。そう思うたび、新しい教材や“英語が上達する科学的手法”を謳った書籍を買う。そのくせあっという間にやめてしまい、気がつけば全く英語ができるようになっていない。そんな経験を持つ人は意外と多いのではないでしょうか。

なぜ英語ができるようにならないのか?

「だって大人になってからだと、英語を使えるような脳にはもうならないのでしょ?」などとよく聞かれますが、答えは“NO”です。

イチローも練習が好きなわけではない

答えはごくシンプルで、“できるようになるまで、忍耐強く継続してやっていないから”。

つまり、“あなたの脳は、『努力を継続できる脳』ではない(かもしれない)から”。

先日引退したイチロー選手の言葉の中にこんなものがあります。

「僕だって勉強や野球の練習は嫌いですよ。誰だってそうじゃないですか。つらいし、大抵はつまらないことの繰り返し。でも、僕は子供のころから、目標を持って努力するのが好きなんです」

英語学習も、「つらい」を乗り越えて努力することが大事なのです。