春の中盤「雨水」は、新しく動きはじめる時期
2月19日~3月4日は雨水(うすい)です。雨水は春が深まり、さまざまなものが動きはじめる頃。新しい動きや変化に対応できるように、心身を充実させ、英気を養う時期でもあります。
心身が季節に対応できていないと、全身の循環が悪くなり、隅々までエネルギーが回らなくなります。そのため、ちょっとしたことで疲れたり、やる気がなくなったりすることも。だからこそ、ココロとカラダをメンテナンスし、急な動きにも対応できるよう準備しておくことが大切なのです。
雨水とは、降る雪が雨へとかわり、氷が溶け出す時期のことで、昔から農耕の準備をする目安とされています。
雨水のはじまりの初候には、春キャベツが旬を迎え、トビウオが飛び跳ねるといわれています。また、次候にはカラシ菜やシロウオ(素魚)が旬を迎えるとともに、野焼なども行われます。そして、終わりである末候には菜の花やハマグリが旬を迎え、野山にはミドリハコベが咲き乱れます。