歩きやすい靴の条件

足裏の接地面が広く、甲のホールド部分が多いと歩きやすい。ハイヒールは基本的に足をキレイに見せるためのもので、甲が浅くかかとの接地面が小さいものが多い。長時間歩行には適さないと割り切ってシーンごとの履き替えや、市販の補助ストラップを利用して歩きやすくする工夫を。また、指の付け根で体重を支えることが多いため、タコなどの原因にも。また、合わない靴を長期間履き続けると、足裏の筋肉が衰えてアーチがなくなり、足指が使いにくくなるので注意しよう。

イラスト=伊達智美
結城 一(ゆうき・はじめ)
フットケアトレーナー
医学的見地から、足の機能や靴などに関する基礎的な研究と応用、さらに正しい靴選びを普及させる、NPO法人オーソティックスソサエティー所属のフットケアトレーナー。義肢装具士の資格を持つ。

イラスト=伊達智美