開業に必要な「届け出」って?

個人事業にかかわる届け出は、「税金にかかわるもの」と「雇用にかかわるもの」に分けられます。

必須なのは「個人事業の開業・廃業等届出書」と、「事業開始等申告書」の2つ。個人事業の開業・廃業等届出書は、事業の実態を通知する届け出で、納税地を所轄する税務署に提出します。事業開始等申告書は、事業の開始を知らせるための届け出で、所在地を所轄する市区町村役場に出します。自治体によって提出期限に差があるので、注意が必要です。

▼中野'S eye
書類は必ず2枚ずつつくっておくこと!
後々、開業届の控えの提出を求められる場面に出くわすことがあるかもしれません。しかし、税務署や役所では控えは出してくれないので、書類は2部作成を。1部は提出し、もう1部は日付入りの受付印を押してもらって控えにすれば、どこかで控えの提出を求められても、すぐに対応できます。

【Part 4】うまく運営するために知っておきたいこと

事業は集客や資金繰りなど、戦略を立てながら進めていくことが重要。成功するためのノウハウを教えます。

集客するにはどうすればいい?
イラスト=moko.

持っている人脈を活かして、リピーターや紹介を増やすことが、集客における最も効率のよい方法です。

リピーターは、事業に共感や興味を持ってくれているので、こちらが発信する情報もチェックしてくれます。フェイスブックなどのSNSをうまく使って、リピーターにとって有益な情報を提供すれば、信頼も親密度も深まるでしょう。

新規客を獲得するには、ホームページの充実化を図ったり、クラウドサービスを利用したりしてみても。

利益率も考慮しながら、顧客との関係性を意識して戦略を変えることが、集客につながります。