名刺はビジネスの必携アイテム
ビジネスの席で、初対面の人と必ず行うのが名刺交換。相手との最初のやりとりですから気は抜けません。難しい作法はありませんが、経験を積むうちに、我流になってしまうこともあるもの。組織の一員として、きちんとした印象を与えるために、正しい受け渡しの方法を復習しておきましょう。
名刺は簡単に調達できないプライスレスなもの、ビジネスパーソンのいわば分身ですから「ありません」では通用しない必携アイテムです。万一の場合は「切らせてしまいまして」が決まり文句ですが、名刺入れの在庫をこまめにチェックしておくことを習慣に。念のために手帳や財布に予備を数枚入れておく用心も。日常的に複数のカバンを使う場合には、名刺入れをいくつか用意して予備の名刺を分散させておきましょう。もし当日渡せなかった場合は、名刺に一筆箋などでお詫びのひと言を添えて、後日きれいな封筒に入れて郵送するフォローを忘れずに。
また、最近では個人情報保護の観点から、人目が多い社外の喫茶店での打ち合わせの場合などでは、開始から10分ほどで「お名刺をしまわせていただきます」とひと言断って収納する気遣いも求められます。
×:来ていただきありがとうございます
○:ご足労くださり、ありがとうございます
×:佐藤様でございますね
○:佐藤様でいらっしゃいますね
×:ご紹介させていただきます
○:ご紹介いたします
×:こちらが田中課長です
○:こちらが課長の田中です
×:こちらが○○商事の鈴木部長様です
○:こちらが○○商事部長の鈴木様です