▼多くの人が日経新聞に挫折する主な理由は?
【理由 1】情報量が多い
日経新聞は、国内外の政治・経済情報を中心に構成されており、一説によると、朝刊(紙版)の文字数は1日あたり新書2冊分程度。隅から隅まで読んでいたら、丸1日かかってしまうような情報量の膨大さに、読む前からさじを投げたくなる人も多そうだ。
【解決策】全部読まなくていい! 読む時間も30分でいい
「私は熟読するほうですが、それでも所要時間は1日1時間。大抵の人は30分以内でしょうが、それでも必要な情報は一通り収集できます」。まず新聞に慣れることから始めたい。
step 1
●最初は電子版ではなく紙版の新聞を選択。
●土曜日版を購入し、最低1週間は同じ新聞を何度も読み続ける。
紙版から入ったほうが新聞に慣れやすく、情報が頭に入りやすい。まず、情報量の多い土曜日版を購入し、同じ新聞を毎日読むところからスタート。1週間後に新しい新聞を購入し、同じことを繰り返す。
step 2
●1週間だけ毎日、日経新聞を購入する。
●新聞の後半部分は捨てて、広告も切り捨て、残りを読む。
1週間続けて日経新聞を購入し、毎日新しい情報を仕入れる訓練を。新聞の後半のページや広告を切り捨てると、大幅にボリュームが減るので、通勤時でも持ち運びやすく、読みやすい。
step 3
●何か1つテーマを決めて、それに関連する記事をスクラップする。
●慣れてきたら、テーマを複数に増やしてみる。
テーマを1つ決め、その関連記事をスクラップして“ネタ帳”を作ると、新聞をさらに深く読めるようになり、ビジネスにも役立つ。テーマは、たとえば「Amazon」「シェアリングエコノミー」など何でもOK。