中学の"卒業文集に書いた夢"をかなえた

眞島さんが心がけたのは、口先だけのアピールではなく、「今ここにある仕事で、今後やりたい方向に寄せていけるものは何だろう?」と考え、できる範囲で結果を出してきたことだ。

2度目の育休から復帰して半年。希望していたビルディング部門の事業推進課への異動が実現した。現在は、2029年度に最終完成が予定されている東京・芝浦一丁目の再開発など、長いスパンの案件を担当している。

「実は私、中学の卒業文集で『都市計画をやりたい』と書いているんですよ。その夢がかなったことになりますね。難易度が高い仕事なので、今までとは違う部分の脳を使って日々葛藤しながらやっています。たまに打ちのめされるようなこともありますが、私は負荷をかけるほうが成長できるタイプなんです(笑)」

26歳:土日はショールームでも働き、多忙な日々を送る
28歳:今の会社に転職
32歳:きちんと職場に復帰できるか不安に
36歳:復帰後のキャリアが見えず再び不安に
37歳:復帰して半年で希望の部署に配属

撮影=加藤 梢