「プロとしてのマインドを醸成してほしい」

「その人の意欲を信じているので、当然読んで何かを得てくれるものと思っています。でも、12冊も渡す本当の目的は、プロとしてのマインドを醸成し、当社が期待するレベル感を伝えること。新人にはまずその2点を実感してほしいですね。もちろん集合研修やOJTも行いますが、本を贈る取り組みは創業時から続けています」

(左)コンサルタント 勝又槙子さん
(中)アシスタントマネージャー 川本拓己さん
(右)ナレッジマネジメント部 シニアマネージャー 植村ルミさん
新人に贈られる「入社祝い」
▼『2100年の科学ライフ』

ミチオ・カク NHK出版/2600円
▼『バリュー・プロポジション・デザイン』
アレックス・オスターワルダー、イヴ・ピニューほか 翔泳社/2800円
▼『知られざる職種アグリゲーター』
柴沼俊一 日経BP社/1600円

17年に選ばれた本は、ビジネスの基礎やIT・技術系、サイエンス、人間の思考パターン、価値共創、人生戦略など幅広い領域をカバー。コンサルタントへの入り口に立った若者に、同社がどれほどのレベルを求めているかが、よく伝わってくる。