とにかく前倒し。200パーセントの準備で本番に臨む
●コカ・コーライーストジャパン コーポレート・コミュニケーション本部 広報部 部長 尾縣香名子さん

(左)コカ・コーライーストジャパン コーポレート・コミュニケーション本部 広報部 部長 尾縣香名子さん (右)スケジューラーをスマホと同期させ、何かあればすぐ予定を書き込めるようにしている。

事前に150パーセント、200パーセントの準備をするということが、何より大事だと思います。例えば、IR情報のメディア対応などは、IR担当部署と同じ内容を理解しておく必要があるので、準備には非常に時間をかけますし、とにかく早くから準備をしようとメンバーに口を酸っぱくして言っています。ずいぶん早い段階からスケジュールにレビューミーティングの予定なども入れ、各段階ごとで進捗(しんちょく)を確認し合って本番を迎えます。

当社の場合、マネジメント用に資料をブリーフィングしようと思うと、英語の資料が必要になります。日本語で資料を作成して、それをチェックして、さらに英訳して、その英訳もチェックする。それらの日数も計算して段取りができているかということに、気を使っていますね。

私はスケジューラーに細かすぎるぐらい予定を入れるタイプなんです。このタイミングで「誰々に電話」「通訳を手配」のような細かな予定まで書き込んでいるので、メンバーにいつも笑われます(笑)。でも、部下もスケジューラーを見て私の予定を把握してくれているので、「この日に上司にメールを打とうとしているから、それまでに資料を作って送っておかなければ」といった配慮をしてくれたりもします。