体に優しい飲み方、ありますか?

▼アルコール度数低めで肝臓に優しく

体に優しい飲み方として、ワインスクール講師の青木晃さんが真っ先に教えてくれたのはアルコール度数のこと。

「度数が高いほど肝臓に負担はかかります。それに、1%違うだけでも酔い方が違うものです。翌日に残したくなければ、少しでも低めのものを選ぶのが賢明」

次に、くぎを刺されたのは飲む量。アルコール度数の低いものを選んだとしても、量を飲みすぎては意味がない。適量が大事だ。

「人によって、アルコールの分解酵素の量は異なるので、適量も人それぞれですが、飲める女性の場合でグラス2杯(240ml)程度。ボトル3分の1弱の量です」

飲み会やパーティーなど、気にせず飲みたいときもある。でも、普段は適量を心がけよう。

▼合わせるおつまみも、体にいいものを

ワイン用のブドウ品種は数多く、それぞれ味や成分の含有量が異なる。青木さんに、ポリフェノール含有量が高い赤ワインと有機酸を多く含む白ワインの品種を教わった。さらに、それぞれの味に合う体にいいおつまみも!

まずは赤ワイン。カベルネ・ソーヴィニヨンは、カカオポリフェノール含有量の高いビターチョコレートを合わせてダブルの効果を。ネッビオーロは、整腸作用に優れたドライプルーンが最適だ。

次に白ワイン。リースリングは、食物繊維が取れる野菜スティックと発酵食品のチーズで、腸内環境リセット力を高めて。ソーヴィニヨン・ブランは、自律神経に働きかける香りのグレープフルーツが合う。ぜひ、お試しを。

>>ワインとおつまみ
赤 )カベルネ・ソーヴィニヨン × ビターチョコレート
赤 )ネッビオーロ × ドライプルーン
白 )リースリング × 野菜スティックとチーズ
白 )ソーヴィニヨン・ブラン × グレープフルーツ