周囲の人や環境に恵まれている

「周囲に仕事が楽しくない人が多いと、集まって話しているときに会話が仕事の愚痴ばかりになってしまいがち。『仕事=楽しくない』という意識がすりこまれてしまいます」(25歳/出版)

「部下が達成したことをほめるのではなく、ミスしたことばかりを指摘する上司がいる環境では、『失敗できない』雰囲気が蔓延して、のびのびと仕事を楽しむことができません。逆に、ほめるのと叱るのバランスがうまい上司の下で働いている人は、楽しそうです」(33歳/メーカー)

周囲の環境により仕事の楽しさは大きく変わります。すでにできあがっている環境を自分の力だけで変えることは難しいかもしれませんが、できるだけ良い環境にして楽しく働きたいですね。また、自分が上司の立場であれば、部下がのびのびと仕事に取り組める、仕事の面白さに気付ける環境作りも大切と言えそうです。

ノルマとの付き合い方を知っている

「現状だけで判断しないこと。ノルマがあるような仕事だと特に、今の成績にばかり目を向けてしまいます。でも、目先の数字だけでなく、長期のスパンで考えられる人はクヨクヨ落ち込まないし仕事を楽しめていると思います」(28歳/広告)

「会社で設定された数値目標を過剰に『ノルマを課せられている』と感じている人は、達成できない状態にストレスを感じて、仕事を楽しめていないようです。また、過剰なストレッチ目標を立てて、いつも達成できない組織は、若手社員が軒並み離脱する傾向です。『達成するという成功体験』をいつまでたっても得られないためだと思います」(37歳/資源)

ノルマや目標があると頑張れるタイプの人もいますが、逆にそれを重荷に感じてしまう人も。ノルマとうまく付き合えている人を参考にするとよさそうです。

仕事を楽しむ工夫をしている

「周りで仕事を楽しんでいる印象がある人は、いつも笑顔で、楽しんでいることを周りにアピールしています。自分で自分を“洗脳”するようなことも、やはり多少は必要なのでは」(26歳/IT)

「精神的にも肉体的にもつらい、ただ数字をひたすらチェックするだけの作業を、楽しくした上司がいました。『○○(その仕事を指す社内用語)するときはみんなで一緒にやる』『○○のことは「○○パーティ」、普段より大変な作業だと「○○カーニバル」と呼ぶ』『終わったら(3時間くらいかかる)みんなで拍手&褒めあう』というルールを作り実行していました。楽しくない仕事でも『この作業嫌い』と言いながらダラダラやるより、工夫して少しでも気分を上げられると楽しめるのでは、と思いました」(30歳/広告)

「PRなどの企画を考えるときは、1人でデスクの前で考えず、数人でお菓子を食べながらネタ会議をします。私はアイディアがポンポン出るほうではないのですが、こうすると早く終わるし、面白い企画が出ます。仕事をゲーム化すると楽しめます」(31歳/化粧品)

楽しくないことは楽しくなるように工夫する。それも仕事をスムーズに行う方法ですね。嫌な仕事も楽しい仕事に変化させることでストレスが軽減し、より良い仕事の成果がだせると思います。