「パートナーの壁」って何?

「“壁”は自分が作り出しているものかもしれません。お互いを理解し、違いを尊重することをお互いができていれば、話し合いで折り合いをつけたり、または放置したりするという選択肢をとれるのかも(30代 女性 金融)」

この意見に代表されるように、「『パートナーの壁』とはいったい何なのか?」「パートナーとの間に壁はあるのか、無いのか?」と、壁の存在について問う発言が多く見られました。パートナーを持つ人の中からは、「壁を感じない」という声もありました。

同じく、多くの人が論点として挙げたのがパートナーとの関係性について。

「パートナーは対立するものではなく、チームとして捉えるべき。よって、違う考えや立場をとるパートナーはポートフォリオとしてみると安定することもある(40代 女性 流通)」

このほか、「パートナーと考え方の違いがあったとしてもそれは壁ではない」、「多様性があることは、チームとして強くなれる」といった意見が挙がりました。

一方で、「女性にとって、出産は壁に大きく影響を与える」という声も多く見られました。「出産により、働き方を考えなければならない」という変化が、壁が生まれるきっかけになると言うのです。この「出産」ですが、男性だけの議論では大きなターニングポイントとしてはクローズアップされなかったとのことで、女性だけの議論の特徴と言えそうです。

パートナーとはチームであり、パートナーとの意見の違い=壁ではない。けれども「出産」などの節目では、壁が出現する……。これは何を意味するのでしょうか。