通勤ラッシュとは無縁。地方で働くという選択肢
2015年11月4日に厚生労働省が発表したデータによると、非正規労働者の割合が4割まで増えたということ。非正規労働者に含まれるのは、パート、契約社員、派遣社員など。正社員に比べて賃金が低いことと、雇用が不安定なことが問題です。社会に出る際に正社員になれず、非正規労働者として就職すると、その後はなかなか正社員になりにくいという実態もあるようです。
先日、20~30代の若い世代の経営者が立ち上げたプロデュース会社のイベントに参加しました。その際に、「東京の朝の通勤電車は異常。いちばんエネルギッシュであるはずの時間にみんなイライラしていて不機嫌だ。朝の通勤電車を明るく元気にしたい」という話を聞きました。その通り。都市部の満員電車に乗るサラリーマンは、毎朝、苦行に耐える僧侶のよう。しかし、実際に通勤している人にとっては、それがあたりまえの日常です。
もし、都市部の労働事情に閉塞感を感じている人がいれば、「地方への移住・転職という選択肢もある」ということを提案します。実はこれ、「地方創生」を掲げている国も提案・支援している就労スタイルなのです。
「少しのんびり働きたい」「人の役に立ちたい」「自然のなかで暮らしたい」「子どもをのびのび育てたい」……。そんな思いを抱いている人は、地方へ目を向けてみてはどうでしょうか。環境を変えれば、現在の閉塞感への打開策が見えてくるかもしれません。