ひと夏のCEO経験が私を変えた
これまで私は、何に関しても1番になったことがなく、また1番になれると思ったこともありませんでした。もちろんCEOになるなんて、想像もできません。自分には、1番の人をサポートする“準”とか“補佐”役が向いていると思っていました。ですが今回、CEO for One Monthに選ばれ、初めて1番になれた。「絶対に無理そうなことでも、挑戦をすればできるかもしれない」と思うようになりました。
これまでCEOというと、利益を追求する人、情けに流されない怖い人というイメージがありました。利益追求のため、たとえばリストラをしなくてはならないこともあるだろう。そういうときに情が入り過ぎる人はダメなんじゃないかと。
ですが、川崎社長を見ていると、CEOとは周りから慕われる人、たくさんサポートされる人なのではないかと思うようになりました。
私が好きなフレーズに“If you can dream it, you can do it.”(描ける夢なら、かなえられる)というものがあるのですが、その通りだと感じています。CEOになるなんて、最初は想像もできませんでしたが今は違います。CEO for One Monthになることができた。夢は描くだけでは実現できなくて、描くためには自分も頑張らなくてはいけない。そうすれば結果はついてくるものだと思います。
構成=大井明子 撮影=石井雄司