TOOL 05:ランサーズ

▼ランサーズ(地方でも海外でもフリーランスで働きたい!)
登録者数:42万人(7割は地方在住者、海外在住の人も)
登録企業:11万社(ゴ作成などのデザインからデータ入力まで141カテゴリーの仕事がある)

●専業主婦から翻訳業(フリーランス)へ
【フリーランス/ジェームス 歩さん(37歳)のプロフィール】
1977年生まれ。5歳、3歳、11カ月の3児の母。結婚前はIT企業で品質保証を行うエンジニア。2008年、結婚を機にアメリカ・バージニア州へ移住。友人の勤める企業で翻訳のアルバイトなどをしつつ、14年ランサーズに登録。

●6年のブランクからの復帰、語学力を活かして働く3児の母

フリーランス/ジェームス 歩さん
「期限はあるものの、作業完了までのスケジュールをすべて自分で調整できるのは、いまの私にぴったりな作業スタイルです」

結婚を機に6年前に渡米して以来、専業主婦として家事育児に追われていたというジェームスさん。「ようやく時間に余裕がもてるようになったので、仕事をしたい」と、仕事探しを開始。現地にはハローワークのような機関や求人情報誌などはなく、お姉さんが利用していて薦められたのがランサーズだった。

現在、受注しているのは、ウェブサイトの英訳、和訳が中心で、稼働時間はほぼ毎日2~4時間。すべてネット上で完結するという仕事方法に、ジェームスさんも最初はとまどったが、次第に慣れた。「距離的には離れているものの、クライアントやランサーズとの連絡も常にスムーズかつ的確にとれ、信頼感も高い。作業するたびにその作業が評価され、さらに別のクライアントから直接依頼が来るのがいい」と満足そう。

結婚前はIT企業で品質保証を行うエンジニアとして専門スキルを発揮し、充実度が高かった。そのため、現状を一時的な働き方と受け止め、「将来はエンジニアとしてフルタイムで働きたい」と希望している。

向井 渉=撮影