まだまだある! 若い世代が引っかかりやすい詐欺
「健康食品送りつけ商法」も急増しています。これは健康食品に限らず、化粧品や入浴剤などもあり、「懸賞に当たったわ」、あるいは「無料サンプルを取り寄せたかしら」と思わせるようなものです。
受け取ったあと、電話やハガキが届いて、「受け取ったのだから、代金を払え」といい、「払わないのなら、家に押しかける」と、だんだんと脅しのスタイルになっていきます。
「健康食品送りつけ商法」にだまされない鉄則は、
●断るときに「けっこうです」はダメ。「いりません」とキッパリいう。
●断ったにもかかわらず商品が届いたときは、受け取りを拒否をする。このとき、宅配業者のことを心配する必要はない。
●断りきれなかった商品が届いたら、一定期間内ならクーリング・オフできる。
です。
ネット関係だと、「架空請求詐欺」も横行しています。
私の友人から、パソコンを立ち上げるたびに、アダルトサイトからの架空請求詐欺の画面が出てきて、「あなたは有料サイトを見たので、お金を振り込まない限り、この画面は消えないと書かれている」との相談がありました。「こんなの妻や子どもには見せられないので、お金を払えば消えるのか」と。おかげで食欲もなく、心から気に病んでいる様子でした。
このような「架空請求詐欺」の画面が出てくるときには、知らないうちに怪しいソフトをダウンロードしています。ダウンロードした記憶がなくても、何かのクリックでパソコンが勝手にダウンロードしてしまっていることも。この時は私がソフトの削除方法を教えて、彼がお金を振り込む寸前で、詐欺にひっかかるのをくいとめました。
「架空請求詐欺」は、反応しないことが鉄則! 迷惑メールにあるサイトにアクセスをしたり、請求のメールに返信をしたりしてはいけません。
「架空請求詐欺」にだまされない鉄則は
●何があっても完全無視。
●架空請求は丁寧な口調であることが特徴なのだが、惑わされない。
●「給料を差し押さえる」「法的処置をとる」などは脅しの手口なので、完全無視。
●延滞料、調査料、退会料などの 上乗せ請求も無視する。