「仕事人生50年!」といわれる時代。ずっとバリキャリで、なんていられないですよね。賢い降り方、上手な戻り方を考えてみました。

「ココロもおサイフも満たされる生き方」をハッピーキャリアと名付け、提唱する金澤悦子さん。その逆はアンハッピー(不幸な)キャリア。「両者の差は仕事と生活のバランスが取れているかどうかにあります」と話す。仕事ができて、バリバリ働いて、でも自分のための生活時間も確保しているハッピーバリキャリがいる一方で、同じように仕事ができるのに、常にストレスをため込んでいるアンハッピーバリキャリがいる。金澤さんの元には、そんなアンハッピーバリキャリが相談に来ることも多いという。

はぴきゃり代表取締役 金澤悦子さん

何を隠そう、かつては金澤さんもそんなひとりだった。「29歳になるまで24時間仕事モードでした」と振り返る金澤さんは当時、広告営業でバリバリ働くキャリアウーマン。仕事ができて部下もいて、やりがいを感じてはいたけれど、気付いたら友達はいなくなる、体は壊すで、ちっともハッピーではなかったという。「そうなって初めて、自分にとって本当にハッピーなライフスタイルは『忙しさの中に安らぎのある生活』だと気付いたんです」

では、アンハッピーバリキャリがハッピーになるためにはどうすればいいのだろう。