「このタイプは、まずワークシートを使って、仕事と生活の時間配分を振り返ってみてほしいですね」と金澤さん。現状を見つめ直したうえで、本当はどうしたいのか、理想を思い描いてみる。このとき、できそうな理想ではなく、本当になりたい理想を書くことが大事だという。
次に3年後、なっていたい状態を書いて、そのために今何をしたらいいのかを考えていく。勉強時間が足りないと思っている人は、増やす努力をする。
「ただ、どこかを増やせばどこかを減らす必要があります。このとき大切なのは、減らすことに罪悪感を抱かないことです」と金澤さん。
勉強時間をつくるために、夕食がスーパーの総菜という日があってもOK。理想の時間配分が見えてくれば、おのずと取るべき行動も見えてくる。
もうひとつ大事なのは、やるべきことではなく、やりたいことをする時間を意識的に取ること。そのためには「スケジュールの中にやりたいことをする時間を埋め込んでしまうといい」(金澤さん)。それだけでもバランスの取れたハッピーキャリアへの第一歩が踏み出せるかも。
リクルートを経て転職。2001年転職マガジン「ワーキングウーマンタイプ(現ウーマンタイプ)」を創刊、編集長に就任。05年独立。セミナーや研修を通じて女性のハッピーキャリアを支援。