まずは家族でロコモ診断してみる

ロコモを予防する、または早期のうちに改善するには、身体の状態を把握することが重要です。ロコモチャレンジ推進協議会では、1カ月間の身体の痛みや日常生活で困難なことをチェックしてロコモ度が調べられる「ロコモ25」を紹介しており、メタボに続く国民病「ロコモティブシンドローム」の啓蒙と早期改善を図っています。

親と自分とを一緒にチェックすれば、一石二鳥。現状を客観的に知るきっかけになり、親子で積極的な改善に取り組む動機づけにもなります。日頃の生活習慣を見直すきっかけにもなるので、是非トライしてみてください。

※連載1でご紹介したロコモかどうかを調べる[ロコチェック]はこちら
http://woman.president.jp/articles/-/347?page=3
※ロコモになる危険度を知る[ロコモ度テスト25](ロコモチャレンジ推進協議会)はこちら
https://locomo-joa.jp/check/test/locomo25.html

親のロコモ予防、何をアドバイスする?

ロコモ対策は何歳からでも遅くありません。上記のロコチェック後、「あれ?」と思ったら、ロコモを回避するための生活習慣を、親にアドバイスしてあげましょう。シニアのロコモ要因は、食欲の低下や食事量・運動量の減少です。無理なく続けられる運動を薦め、たまには一緒に出かけて運動量アップの手伝いをすると同時に、歩くスピードや体力などを観察する機会にしましょう。

関節に負担の少ないお薦めの運動
プール、ウォーキング、ラジオ体操、ストレッチ、関節の曲げ伸ばし

※連載3でご紹介した食習慣のアドバイスも忘れずに!
http://woman.president.jp/articles/-/391

うちの親、閉じこもりかも?
外出する機会が減って、自覚がないままに閉じこもり状態になっているシニアが少なくありません。閉じこもりの目安は、1週間外出してないかどうか。放っておけば足腰はますます弱り、寝たきりや認知症になる悪循環に。外出の楽しみや喜びを忘れさせないことも大切です。