アフターファイブの交流も大切に
時短には環境の力も大きく左右する。神谷町支店では、就業時間が曜日ごとに決められている。終業時刻の30分前から音楽が流れる。「集中すれば30分でできる仕事に、1時間かけてしまうことを防ぐのがねらい」という。
特筆すべきは、時短で生み出した時間を、有意義に活用している点だ。「アフターファイブの交流も、仕事人としての成長につながる」とは森さんの弁。心豊かな“時間の使い手”である。
■森さんの1週間
【平日】
08:00 出社、朝礼
・その後のスケジュールは、PDCA会議、外訪2~5社など、日によって流動的
・ルーティン業務は、個別案件相談、稟議回付
・退社時間は曜日ごとに30分刻みで決まっている(18:00~20:00)
アフターファイブ
・社内の他部署の先輩や後輩、他業種の方たちとの情報交換(飲み会)
・同僚と野球観戦や「虎ノ門散策ツアー」などのイベントも開催
【土曜日・日曜日】
ゴルフ、異業種との交流会、小旅行、ショッピング、映画・演劇鑑賞、実家で親孝行、家事など
■時間管理の鉄則3カ条
1. たとえ期日が先の業務でも、早めに片付けておく
2. 自分1人で完結する作業よりも「相手がある作業」を優先
3. 仕事の終わり時間から逆算して動く
みずほ銀行王子支店、銀座支店、神田支店、労働組合専従などを経て、営業店業務部へ異動。現在は神谷町支店にて法人営業に従事。将来の夢は「頼られる支店長」。ホームパーティーを開いたり、知人の結婚披露宴で司会をこなしたり「根っからの人好き」。
撮影=宇佐美雅浩