日経平均は225企業の株で構成されている
では、そもそも日経平均とは何でしょうか?
日経平均とは、経済を主とした新聞を発行する日本経済新聞社が、東証一部に上場している約1700銘柄の株のうち、取引が活発で流動性の高い225銘柄を独自に選んで、その株価の平均を15秒毎に算出しているものです。売買高の多い銘柄を全業種からバランスよく選んだところ、この銘柄数になったということで、「225」という数に特別な意味はないそうです。
つまり、いち民間企業が発表している経済指標を、政府も、NHKも、民法も、ライバルの新聞社も、アメリカや中国の投資家も使っているのです。その歴史は古く、1950年9月に東京証券取引所が計算を開始し、1970年7月から日本経済新聞社が指数の算出・公表を引き継いだとあります。
225銘柄を挙げるのは割愛しますが、その中にはトヨタ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、NTTドコモ、ファナック、キヤノン、ファーストリテイリング、デンソー、武田薬品工業、東海旅客鉄道、セブン&アイ・ホールディングスなど、時価総額が大きめの業界トップクラスが入っています。つまりそれぞれの業界を代表する企業225社の株価の平均なのですから、その動きで経済の大まかな流れをつかめますよね。