【柴門】仕事との関係でいうと、悩むのは出産でしょうね。子育てしながら仕事を続けるのは本当に大変だから。
【林】仕事をバリバリしたいなら、イクメンを選ぶのが一番でしょうね。この前、小島慶子さん(元TBSアナウンサー)と対談したら、「旦那に主夫をやってもらってる」って。
【柴門】そういう相手が望めないなら、仕事のやり方は変えないと。子どもって病気やケガなど突発的なことが起こるから、ギリギリの仕事はしにくいですね。
【林】子どもが生まれて痛感したのは、自分の時間がなくなること。後ろ指をさされたくないから、運動会や保護者会などの行事はすべて行くようにしていたら余計に大変だった。
【柴門】そうやって苦労をしても、やっぱり子どもがいてよかったと思わない? 仕事でくたくたになって帰宅したときに、「ママー」って駆け寄ってくると、疲れが一気に吹っ飛んじゃう。
【林】本当、そうね。それに、年を取るのって辛いことだけれど、成長する子どもを見ていると、その辛さが緩和される気もする。仕事で出産を後回しにしていたら、いざ、つくろうとしたときになかなかできないという話を聞くので、あれこれ考えず、自然に任せたほうがいいと私は思うな。
【柴門】子育てと仕事の両立は大変なものと腹をくくって、少しでも楽しむ気持ちでいるといいのかも。
【林】もちろん、出産を機に家庭に入るのも選択の一つ。ただ、専業主婦で豊かな生活をさせてくれるようなお金持ちは少ないですよ、と言っておきたい。