(2)「オレは休めないよ!」「私だって、大事な会議があるのに!!」

熱のある子どもの前で声を荒げる2人、なんていう修羅場はできるだけ避けたいもの。仕事の責任はどちらも同じということを前提に、お互いの仕事の都合を伝え合って解決するしかありません。

修羅場の予防策としては、

・子どもの発熱などで保育園に預けられない場合の対応について、平常時に話し合っておく。
・インターネット上のカレンダーなどでお互いの仕事の都合を伝え合っておく。
・どちらも休めないときの助っ人を探しておく(ベビーシッターや病児保育は登録を)
・お互いの仕事へのリスペクトを忘れずに!

(3)「ちょっと手伝ってよ!」「なんだよ、急に怒って」

突然叱られてしまったあなた。パートナーが家事や子どものことに奔走している風景を、当たり前のように流してなかったでしょうか。一見、何の問題もなくやっているように見えても、パートナーの心の中では苛立ちがつもっていたかもしれません。育児休業中は全部お任せで生活が回っていたとしても、復帰後は生活方式を変える必要があるのです。

「それ、やろうか? どうするの?」

そんなひとことから始めてみてください。

「ちょっと手伝ってよ」とキレてしまったあなた。パートナーにあなたが困っていることを伝えていましたか? 「私がやったほうが早いから」と何もかも自分でやっているうちに、相手に対する怒りが蓄積してしまうことがあります。頼むのが面倒と思っても、一度頼めば次からは頼みやすくなるはず。その場で頼みにくければ、家族でゆっくりしているときに、「ねえねえ。こんど○○してもらってもいい?」「休みの日、朝のうちに掃除しちゃわない?」などと相談するのもいいと思います。

「指図する側」と「される側(手伝い)」という分担は、不満度が高くなります。「ここの掃除は私」というように、それぞれが主導権と責任をもって担当できる分担をお勧めします。