PDE5阻害薬は
「悩むより飲むが易し」

──ED治療に使う薬について教えてください。

【室田】PDE5阻害薬という錠剤を飲んでいただきます。PDE5は陰茎の海綿体などに存在する酵素で、勃起を萎えさせる働きをもっています。それを邪魔し、勃起を助ける薬がPDE5阻害薬です。

顔のほてりや鼻づまりなどを起こす付随作用が見られますが、これは薬が血管を広げることに伴う一時的なものです。大きな副作用はありません。ただし、併用してはいけない薬や、併用には注意を要する薬もありますので、PDE5阻害薬は医師の問診と処方のもとで使わなければなりません。ネットの個人輸入で購入される方もいらっしゃるようですが、その多くは偽造品だと判明しています。決して手を出さないようにしていただきたいと思います。

──誰にも相談できず、EDに悩んでいる。そんな方々へメッセージをお願いします。

【室田】かつてPDE5阻害薬には「中高年の薬」というイメージがあって敬遠される傾向も見られました。しかし、今では20代の方々でさえ「効果があると聞いた」と、抵抗なく来院なさいます。まさに、「悩むより飲むが易し」です。

かかりつけ医の先生にはなかなか打ち明けられなくても、ED専門クリニックなら、気兼ねなく相談しやすいでしょう。当クリニックは男性職員だけで運営していますし、お待たせしない快適な診療を心がけています。薬も院内でお渡しでき、院外薬局に処方箋を見せる必要もありません。

ぜひ男性の自信と活力を取り戻すお手伝いをしたい。開院以来、そう願っています。

男の健康学<index>

第1回EDには治療薬がある。迷わず専門医を受診し公私の「自信の回復」へ
第2回EDとその裏側にある生活習慣病との深い関係
第3回より幸せな日常を、二人で歩んでいくために
第4回メタボなら要注意! 血管の老化がEDを招く
第5回ストレスのせいでEDに!「心因性」を克服するには
第6回高血圧症や糖尿病が招くEDの悩みを解消へ
第7回偽造薬のリスクに近寄らず「安全・安心」のED治療を
第8回「朝立ち」がなくなったらED?毎日の現象が示す真の意味
第9回妊活中のカップルに降りかかる危機!「タイミングED」を乗り越える
第10回誰にも聞けない──!? EDと治療のギモン