シングルマザーが困った時に頼れる母子生活支援施設

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子どもの預け先の使い勝手とデメリット

今回の事件のように、シングルマザーがひとりで子育てをしながら、家計を支えていくのは非常に困難だ。本当に困ったら、自治体へ相談してみよう。母子ともに入居できる母子生活支援施設に入所すること、子どもだけでも一時預かりしてくれる児童養護施設、シングルマザーへの生活費の貸付、割安な公営住宅への入居など、何か生活の問題を解決できる術がみつかるかもしれない。

頼れるのは、祖父母、兄弟などの親戚

子どもの預け先として頼れるのは、祖父母、兄弟などの近親者である。しかし、親子の断絶、核家族化の進行、祖父母の就業などの理由から、支援を望めないことも多い。もし、頼れる近親者がいるのなら、頼れる部分は頼り、同時に自分も手伝えるときには役に立とうという姿勢を持とう。

厚生労働省も、この事件を受けて、「ベビーシッターなどを利用するときの留意点」http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/babysitter/を発表した。このようなものにも目を通して、我が子の預け先は慎重に選びたいものである。

フリーライター 生島典子(いくしま・のりこ)
投資信託の運用会社、出版社勤務を経て独立し、2004年よりライター・編集者として活動。子育て、家計、住まい、働き方などが主な執筆テーマ。好きなことは、出産と住宅ローン。3人の子どもを助産院で出産した経験あり。