幸せを信じる心と、現実を変える実行力
そして、人生には行動が不可欠です。千代は「何か行動すると、またそのあとに新しい行動が生まれてくる」「頭で考えるだけでは、何もしないのと同じ」と捉え、行動が人生を楽しく豊かにすると説きました。
「私は幸せ」「私は運がいい」とくり返し口に出してみると、行動が変わり、それがまわりの人の心にも伝染していきます。まわりの人が幸せな気分になると、そのことによって、自分もさらに幸福になっていく。ポジティブな自己暗示で人生は変わるのです。
千代は、マイナスの思い込みは自ら不幸を招く一方、プラスの思い込みは幸せを呼び、運を切り開く力になると信じていました。ポジティブな言葉をくり返し口にすることで、自分の頭と心に深く刻み込み、やがて現実もその言葉どおりになると心底信じていたのです。
人生には、他人の目には不幸と映るような出来事もあります。しかし、千代はどんな逆境にもへこたれず、過去を悔やんだり、先行きを悲観したりすることなく、常に前を向いて行動を起こしました。そして、行動するたびに新たな道を切り開き、自らの力で活路を見出していったのです。
幸せを信じる強い心と、現実を変えるために動く実行力。その両輪こそが、千代の人生を支えた精神力の源でした。
困難に逆らうほど苦しみは大きくなる
どうにもならないことはどうにもならないのだと受け入れる。体を投げ出して、無心にその状況に従う。すると、ふっと気が楽になる。この方法を千代は、理屈でも、無理にしたのでもなく「いつもの私の癖で、思わず、そうしたのです」と分析しています。
宇野千代の言葉
つらいとき、困難なときは、反抗したり、煩悶したり、くよくよしたりしないで、そのつらさにするりとそのまま身を寄せる、入り込む、というのが困難から脱出する私の方法なのですよ。
宇野千代の言葉
困難には逆らってはいけないのです。逆らえば逆らうほど、抵抗が生まれます。心の苦しみはいっそう大きくなるのです。
宇野千代の言葉
一通りではない、でこぼこの人生を歩いて来ました。このでこぼこの人生は、しかし、人のつくった人生ではありません。自分で選んだ人生です。自分の足で歩く人生です。
