短絡的な政策が招く最悪のシナリオ
要するに、外国人労働者で潤うのは一部企業や、低賃金労働に依存する「ゾンビ企業」だけであって、国全体の経済で見ると貧困者対策や治安維持などでコストがかかったり、「人手不足を技術やアイディアで乗り越える」というイノベーションを阻害したりというマイナス面もかなり多いのだ。
「ごちゃごちゃうるせえなあ! 人手不足で倒産するような会社もあるんだから、とにかく今は外国人が必要なんだよ」と食い下がる人には、移民問題の本質を突くスイスの作家マックス・フリッシュが遺した言葉を贈りたい。
「我々は労働力を呼んだが、やってきたのは人間だった」
※プレジデントオンライン「なし崩しに移民増加なら日本社会は壊れる」(2018年12月7日)
よその国の人間を「人手不足解消の労働力」「日本人の便利な生活を維持するための助っ人」などと見ている限り、日本も欧米のように移民からとんでもないしっぺ返しをくらうのではないか。
検索時にプレジデントオンラインに関連する記事が表示されます


