今もまだまだ多い男尊女卑男たち

男女平等、男女同権が当たり前の世の中とはいえ、「女は男に尽くして当たり前。俺様が目をかけてやってるだけ上等だと思え」とでも言わんばかりの男尊女卑男はまだまだ生息しています。

しかも女性は女性だという理由だけで、肉体的価値を狙われやすい。

だから、女性は異性を素敵だと思う感覚より、不快だと思う感覚のほうが鋭敏になってしまうのです。

女性が「馬鹿な男だけは勘弁」と言っているのは、その多くの場合は決して傲岸不遜かつ贅沢な要求ではなく、自分の心身を守るための意見だということを、男の方は念頭に置いて頂きたいと思います。

佐藤留美
1973年東京生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒。出版社、人材関連会社勤務を経て、2005年、企画編集事務所「ブックシェルフ」を設立。20代、30代女性のライフスタイルに詳しく、また、同世代のサラリーマンの生活実感も取材テーマとする。著書に『婚活難民』(小学館101新書)、『なぜ、勉強しても出世できないのか? いま求められる「脱スキル」の仕事術』(ソフトバンク新書)がある。東洋経済オンラインにて「ワーキングマザー・サバイバル」連載中。