こんなにいる! 大バカ男たち

ある女性が、ある男性のことを好きになっていました。その男性は、接待が多い仕事をしていました。そして、不幸なことに、その女性には魅力がありました。

男性は、その女性が自分に惚れているということを利用して、接待の日、「ちょっと来てよ」とまるで彼のビジネスに関係のない彼女を呼び出し、挙句の果てには「自分は仕事がある」と中途で帰ったというのです。

恐らくその男性は、その女性を自分の接待の道具として差し出すつもりだったのでしょう。

彼女は泣きながら帰ったそうですが、しばらく男性不信となり貝のように心を閉ざしてしまいました。「あんな馬鹿を好きになった自分が憎い」と悔やんで言いましたが、その無念や計り知れません。

あるいは、こんな馬鹿男に酷い目に遭った女性もいます。

最近では、ある一定の時間には会社から社員を締め出してしまう会社もあります。

彼女の彼氏は、そんな会社にいて、翌日に大事な仕事(恐らくプレゼン)を控えた身でした。だから、資料を手直ししたい。ところが、その日は既にタイムオーバーで会社から帰宅命令を出されてしまった。しかも、その会社の規則で、自宅に持ち帰っての仕事を禁じられていた。

そこで、その男性は彼女を深夜に呼び出し、「パソコン持って来ーい」と厳命した。それに応じた彼女は、首都圏ベッドタウンに住んでいましたが、自分のノートパソコンをタオルに包んで車で駆けつけました。

彼女は彼氏の助けになりたかった。だから、翌日が寝不足で仕事にならないことなど承知の上でわが身を尽くしたのです。

ところが、待ち合わせの場所に現れた彼氏は開口一番、「おっせーよ」の一言。「だから、都民じゃない女は嫌だよ」と言い放ったのだと言います。

帰路、彼女は目に涙を溜めながら第三京浜をひた走ったと言います。