不足ランキング1位「たんぱく質」

今回の調査で、食事を記録してはじめて「不足に気づいた」栄養素のランキングは、男女総合で次の通りでした。

1位 たんぱく質 42.0%
2位 カルシウム 41.6%
3位 鉄 40.7%
4位 食物繊維 36.9%
5位 ビタミンA 35.5%

興味深いのは男女差です。男性は「たんぱく質」がトップで46.0%。一方、女性で最も多かったのは「鉄」で、なんと半数を超える50.4%にのぼりました。

なぜ女性だけ鉄がここまで突出するのか。背景にあるのは月経です。月経のある女性は定期的に鉄を失うため、食事摂取基準でも成人男性や月経のない女性より高い推奨量が設定されています。妊娠・授乳期にはさらに必要量が増えることもあります。同じような食事内容でも、月経のある女性のほうが基準を満たしにくいというわけです。一方、男性は月経による損失がない分、鉄よりも他の栄養素の不足のほうが意識されやすかったのかもしれません。

なお、あすけんの実際の食事記録データ全体で見ると、年代や性別を問わず「食物繊維、ビタミンA、カルシウム」はどの層でも不足している方が多い栄養素です。ランキングの上位にこの3つが顔を出しているのは、決して今回だけの傾向ではないと感じています。