医学が進化しても寿命には限界がある
またファイフは、100歳人口は大幅に増えているが、105歳に到達する人はほとんど増えていないことも指摘している。要するに、寿命は全体に底上げされているが、上限は厳然として存在するということだ。彼らは統計データから、人間の寿命の限界は115歳付近だと推定している。
実際、118歳を迎えた人は、先のカルマンを含めても歴代で僅か4人に過ぎない。データを見る限り、このあたりが一つの限界であるのは間違いないだろう。
では今後の進歩により、この上限が変わる可能性はあるのだろうか?ファイフはこれにも否定的だ。
寿命が単一の原因で決まるのであれば、その仕組みに手を加えることで寿命が延びる可能性もあるだろう。だが寿命は、どうやらもっと複雑な要因が絡み合って決まるらしい。であれば今後の長寿研究は、寿命の上限を延ばすことではなく、与えられた期間をよりよく生きることに振り向けられるべきだろう。
人生百年時代、考えるべきことは多そうだ。
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