年間目安は、資産の“4%”
資産の寿命は、保有している資産額だけでなく、毎月の取り崩し額によって大きく左右されます。
たとえ退職時に十分な蓄えがあると感じていても、家計の補填として引き出す額が多ければ、想定よりも早く資産は底をついてしまいます。
逆に、取り崩し額を上手にコントロールしながら年率3%程度の運用を続ければ、資産寿命を100歳超まで大幅に延ばすことも可能です。
自分の資産が何年持つかを考える際は、生活水準を考えた無理のない取り崩し額を見極めましょう。また、退職後も働いて収入を得たり、支出を抑える工夫をしたりと、毎月の取り崩し額を減らす意識も大切です。
ひとつの考え方として、年間の取り崩し額は資産の「4%」という目安があります。投資先として人気の全世界株式の期待リターンは年率5〜7%とされるため、それ以下の4%であれば、運用益で支出をカバーしやすくなるためです。
関西大学卒業。社会保険労務士。国民年金基金連合会理事。『大図解 届け出だけでもらえるお金』(プレジデント社)、『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください 増補改訂版』(日経BP)、『残念な介護 楽になる介護』(日経プレミアシリーズ)、『私がお金で困らないためには今から何をすればいいですか?』(日本実業出版社)など著書多数。
