「一日なさざれば、一日食らわず」。禅では仕事も修行の一つだ。「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた高僧が、あなたの日頃の迷いに対して、考え方の筋道をわかりやすく説く。

まず、自分はどこまで仕事にエネルギーを注ぎ込んでいるかを振り返ってみてください。おそらく誠心誠意に取り組んでいたとは言えないはずです。大げさに言えば、仕事に命をかけていればミスは必ず減ります。

もちろん、そのような姿勢の問題とは別に、ミスを防ぐ仕組みも必要です。職場でお互いにチェックしあう、上司にチェックしてもらうなどの体制を築いていく方法です。

そして重要なことは、自分がミスを犯したときの対処です。ミスが発覚したらまず謝る。「ごめんなさい」でも「皆さん、ご迷惑をおかけしました」でもいいのですぐに頭を下げます。素直に謝るという行為は、人間関係を良好に保つだけでなく、自ら肝に銘じて同じ過ちを繰り返さない効果もあります。

(構成=伊田欣司 撮影=若杉憲司)
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