脳科学者の中野信子先生が「怒りと上手に付き合う」ための親子トレーニングを教えます。
泣いている女の子に寄り添う母親
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“ツッコミどころ”を探す

子どもが「○○さんにひどいことを言われた」と憤慨していたら、まず、何を言われたのかを聞き出します。気持ちが落ち着いたら、相手の弱点など「穴」を一緒に探しましょう。どんな人にも、弱点やツッコミどころはあるもの。

親がよく知っている相手なら、「幼稚園の頃、泣き虫だったよね」などと過去にさかのぼってもいい。親が知らない相手なら、わが子の長所を探して、相手より優れていればそこが「穴」になるかもしれません。次に何かを言われたときに、すぐに言い返せる材料を用意しておくのです。人は傷つくことを言われたとき、とっさに言葉が出てこないもの。あらかじめ言語化する練習をしておきましょう。

優しい子は気後れして言い返せないかもしれません。その場合は、悲しげな表情で「そんなふうに言われるとつらい」と伝える方法もあります。大切なのは、黙って耐えるしかないと思わせないこと。自分を守る方法があることを伝えましょう。

※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。