わかりやすい「暴力夫」は減っているが…
①暴力
最初にあげたいのが「暴力」です。
「口げんかがエスカレートすると、つい手が出てしまう」
「お酒に酔うと粗暴になり、妻に暴力を振るう」
ひと昔前の離婚相談といえば、こういった「暴力夫」の相談が大半を占めていました。同居する相手から日常的に暴力を振るわれてはたまりません。夫婦であっても暴力は犯罪です。警察への通報・相談が必要になるケースもあります。
私の経験上、こうした「暴力夫」の場合、関係を改善できる余地はほとんどないと思います。身を守るために積極的に離婚を検討することをおすすめしています。
夫から暴力に悩んでいる場合、真っ先にやるべきなのは、とにかく暴力を受けない環境に避難することです。実家に帰る、友人の家に行く、あるいはDVから逃れるためのシェルターを活用するのもいいと思います。
近年はわかりやすい暴力夫はだんだん減ってきていて、代わりに言葉や態度による嫌がらせ、すなわち「モラハラ」のケースが増えています。
長年モラハラを受けたことでうつ病になるなど、心身に深刻なダメージを受けてしまうこともあるため、離婚をおすすめするケースがあります。
ただ、モラハラの場合、実は妻のさりげない一言が、夫のモラハラのスイッチを入れているケースもあります。私の著書『なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか』(講談社+α新書)でも書いたように妻側が無自覚に挑発していることがあるのです。モラハラへの対処法や、相手を刺激しない上手な伝え方を学ぶことで関係が改善する可能性があります。
②借金
離婚を検討すべき夫の問題行動の2番目は、「借金」です。
事業をやっていて資金繰りが必要とか、住宅ローンを払っているなど、計画的な借金であれば問題ありませんが、浪費がひどくて身の丈以上の借金を作ってしまうとか、夫に「借金癖」がある場合は離婚をおすすめしています。
こういう借金癖の夫によくあるケースとして、妻のほうはしっかり貯金をしていたります。
つまり、夫のほうでは「いざとなれば妻に払ってもらおう」という魂胆があるわけです。だからお金がないのに借金を繰り返しているのです。こういう甘えた夫と結婚生活を続けていると、妻のほうが稼いでいても、いずれは経済的に苦しくなってしまいます。離婚を検討すべきでしょう。