終戦後に“徹底抗戦”した34人のストーリー

実は2019年、天皇ご一家は『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を鑑賞している。戦争映画ではあるが、描いたのは「銃後」の日常だ。戦線を描いた『ペリリュー』とはだいぶ距離がある。しかも今回は、愛子さまによる初の単独映画鑑賞だ。というわけで、やっと「天皇制における愛子さまの役割」の話だ。

『ペリリュー』は登場人物が三頭身にデフォルメされているが、それ以外はとてもリアルだ。剣で相手の首を突くシーンも何度も描かれ、その都度、血が吹き出し、突いた側の顔に血が吹きかかる。1万人以上の犠牲になった日本兵のうち、生還した34人にフォーカスする。終戦から2年近く、洞窟で“徹底抗戦”をした34人。史実に沿ったストーリーだ。