女は男より面白い話をしてはいけない

現在、社会的な評価が高まっているのは、「気を遣える」「空気を読める」などのコミュニケーション能力ですよね。その象徴的な存在がお笑い芸人であり、最近ではアイドルや役者、有識者、政治家までも愛嬌やユーモアセンスを要求されています。笑いを提供できる人=強い立場の人気者という感覚が浸透しているのです。

ただし、恋愛の可能性をはらんだ男女が集う場所では、笑いを提供するコミュニケーションは男性に求められる能力であり、女性は的確に受け止める能力のほうが問われます。特に合コンなど短時間での会話の場では、「面白いことを言う女性」よりも「面白そうに笑う女性」のほうがモテるのは常識。男性メンバーを凌駕するような面白い女性(決して少なくありませんよね)が現れると、男性は笑いながらも「完全に負けた。さっさと帰って風呂入って寝よう」というモードに入りがちです。

逆に、あまり口数は多くなくても自分の話を受け止めて好意的に微笑んでくれる女性が傍にいると男性は盛り上がります。自分の強さを認めてもらえたと感じるからです。