体の免疫機能を高めるにはどうすればいいか。睡眠コンサルタントの友野なおさんは「1日の睡眠時間が6時間以下の場合、7時間以上眠っている人に比べて、風邪をひくリスクが約4倍高くなるという研究報告がある。寝不足は免疫機能を低下させ『体内の異物と闘う力が落ちる』ことにつながってしまう」という――。

※本稿は、友野なお(著)、山口佐知子(編集協力)『新版 わたしを救う睡眠パーフェクトブック』(大和書房)の一部を再編集したものです。

睡眠が足りていない人
写真=iStock.com/PonyWang
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よく眠れている人は免疫力が高い

よく「風邪は万病のもと」といわれますが、じつは「寝不足も万病のもと」。

睡眠をおろそかにし続けていると、病気になりやすいからだになってしまいます。

具体的には、寝不足の日が続くことで高血圧や糖尿病、心臓病や脳卒中などの生活習慣病や、うつ病などのリスクが高まってしまうといわれています。

病気を寄せつけないためには、健康の基盤である「免疫力の強化」がマスト。

日頃、「睡眠力とはなんですか?」と聞かれたときには、ずばり「免疫力です」とお答えしているくらい、私たちの眠りは、免疫力と深く関わっています。

「よく眠れていないと、風邪をひきやすくなる」ということを証明したアメリカの有名な実験報告もあります。

21~55歳の男女153名を対象に行われた、睡眠時間と免疫系の関係を調査した研究で、風邪のウィルスを鼻から投与してしばらく様子を見るというものでした。すると、普段から睡眠時間が短い人のほうが風邪をひきやすかった、という結果が出たのです。

1日の睡眠時間が6時間以下の場合、7時間以上眠っている人に比べて、風邪をひくリスクが約4倍高くなるという研究報告がありました。

睡眠と免疫は相互関係にあって、お互いに働きかけているため、寝不足は免疫機能を低下させること、つまり「体内の異物と闘う力が落ちる」ことにつながってしまうのです。

いろいろな健康法の情報であふれている現代だからこそ、基本に立ち返り、ぐっすり眠ること。

効果抜群でシンプルな「睡眠健康法」を続けない手はありませんよね。

『新版 わたしを救う睡眠パーフェクトブック』イラストレーション
イラストレーション=森絵麻