予備軍をあわせて2000万人にのぼる国民病
遺伝的な要因に加え、暴飲暴食や運動不足、肥満などによって起こる糖尿病。乱れた生活習慣が長年にわたって続くと、働き盛りの今は健康上に問題がなくても、シニアになったときに糖尿病を発症するリスクが高まります。人生をおう歌するはずのリタイア後に、食事制限や治療をしなければならない……。そんな将来になる可能性もあり得ます。
過去に行われた「国民健康・栄養調査」によると、糖尿病が強く疑われる者(糖尿病有病者)、糖尿病の可能性を否定できない者(糖尿病予備群)は、いずれも約1000万人と推計されると報告されています(平成28年「国民健康・栄養調査」)。
糖尿病が強く疑われる者の割合は、男性16.8%、女性8.9%(令和5年 国民健康・栄養調査結果の概要)。この10年間でみると、有意な増減はみられずほぼ横ばいとなっていますが、それでも予備軍を合わせると2000万人にものぼる、現代の代表的な生活習慣病です。