「無条件の愛」を思い出す

あなたが親で、子どもがいるのであれば、自分の中の「条件付き愛情」に気づいてください。それに気づくだけで変わり始めます。そして、子どもが生まれた時の「無条件の愛」を思い出してください。それを思い出すには、子どもが小さい時のアルバムを開いてみることをお勧めします。

村上伸治『発達障害も愛着障害もこじらせない もつれをほどくアプローチ』(日本評論社)
村上伸治『発達障害も愛着障害もこじらせない もつれをほどくアプローチ』(日本評論社)

あなたが子どもであれば、または既に大人になっていて、自己肯定感の乏しさに悩んでいるのであれば、まず、自分が受けた愛情が条件付きの愛情でなかったか、振り返ってください。条件付きの愛情がある程度混じるのは仕方のないことですが、条件付きの愛情ばかりで、無条件の愛情をほとんど感じられなかったのなら、親が求める条件付きを満たそうとして、必死で生きてきた自分をねぎらってあげてください。

そして、今からで良いので、家族や友人などの周囲の人に頼ったりプチ甘えをしたりしてください。と同時に、自分も周囲の人を助けてあげてください。プチ甘えや助け合いは愛情のやりとりであり、自己肯定感を育みます。親からの条件付きの愛情に苦しんできたのであれば、親以外の人と行う方が良いと思います。

もし、助け合いによる愛情のやり取りをする相手が誰もいない場合は、自分の中の自分としてください。今の自分が過去の自分(子どもの自分)に無条件の愛を注いであげてください。「無条件の愛情が足りなくて、つらかったわね。でも大丈夫。今の私が無条件に愛してあげる」と言ってあげてください。あなたの生きづらさ、自己肯定感の乏しさが少しずつ、変わり始めると思います。