ホームページや登下校の様子がヒントに
先生が教壇の前で解説し、生徒が静かに黒板を写しているだけの授業も時代遅れになってきています。生徒が主体的に授業を受けているかどうか、その学校の学習スタイルがわが子に合っているかどうかを、比較して見極めましょう。なかなか学校に直接行く機会がなくても、ホームページに生徒の写真や動画などを載せているところも増えています。
一部ではなく、たくさんの生徒が紹介されているホームページは、好感が持てます。
学校の外で生徒の「素」を見る

「進学実績」も重要ですが、数字は客観的に見るようにしたほうがいいでしょう。私は、ランキングに出ている表は参考程度にとらえています。大学入試後には、週刊誌で大学合格ランキングなどが特集されますが、卒業生数や現役・浪人の比率などが考慮されていない数字の場合もあるので、注意深く見ていきましょう。
東大や国公立大、早慶、上智などの難関大や、海外の大学への合格者数も大事な指標の一つではあります。しかしその一方で、生徒の希望の実現のための大学、学部・学科にしっかりと合格できているか、という例があるかも大切です。また、また、入り口(入学時)と出口(卒業時)の偏差値差が大きい学校は、確実に生徒を伸ばしている学校だと判断できます。
志望校選びは、いろいろな視点で見ることと、数字のみで見ないことが大切です。
進学後に濃密な6年間を過ごし、一生のつきあいとなる「母校」となります。学校の中にいると「なんか落ち着く」「ほっとする」というのも大事なポイントです。友だち選びや、配偶者選びと同じように考えてみるのも、いいかもしれません。