相手に巻き込まれないために
体を背もたれまで引き、物理的に距離をとる
相手に巻き込まれているときは、姿勢が前のめりになっているもの。そういうときは、ぐっと体を引いて相手と距離をとってください。これだけで、相手のペースから解放されて「目が覚める」効果があります。
相手との間に物を置く
職場ならペンを置く、会議であればプロジェクターをはさんで座る、プライベートであればティーポットやグラスを相手と自分の間に置く。相手との間に物を置き、「ここが、あなたと私の境界線です」と心の中で意識しましょう。
テレビ画面の向こうに人がいるとイメージする
相手の話に疲れてきたら、その人はテレビ画面の向こうの人だとイメージしましょう。
相手との間にアクリル板があるとイメージする
相手の感情が強いときは、自分と相手の間に、透明なアクリル板をイメージしましょう。
刑事ドラマで容疑者と弁護士が接見するときのような分厚い板のイメージです。相手がなにを言っても、エネルギーを直接浴びることはありません。
「キライ」は大切なセンサー
繊細さんの中には、「キライ」を封じている人がいます。
「みんなと仲良くするのがいいことだ」という世間の声をそのまま受け取ってしまい、「誰かを嫌っちゃいけない」「人を嫌う自分がイヤ」と思ってしまうのです。
ですが、実は「キライ」は生きていく上で大切なセンサーです。「キライ」というのは「この人は、自分に不利益をもたらす気がする。イヤな予感がする」ということでもあるのです。
「キライ」を封じると、相手との距離感を調整しにくくなります。
苦手な相手ほど「わかってもらわなければ」「いい関係を築かなければ」と思うため、自分から話しかけては相手の反応に傷ついたり、かえって相手から好かれるなど距離が近くなってしまうのです。
相手をキライでもいいんだ、と思ってみる
相手を嫌うことを自分に許しましょう。あいさつだけできればいい、くらいに思うと、苦手な人からのお誘いも断りやすくなります。
自分からは近づかない。絵文字は厳禁!
苦手だと気づかれないように自分から話しかけたり、SNSをフォローしたりと歓迎ムードを出すと、相手から好かれてしまいます。ニコニコした絵文字はNG。好意があると勘違いされてしまいます。キライな相手には「ちょっとドライかな」と思うくらいのビジネスライクな文面がちょうどいいのです。
一緒にいて元気になれる人といる
自分にとって、一緒にいて元気になれる人、ほっとする人は誰だろう? 振り返ってみて、好きな人と過ごす時間を増やしましょう。