体に栄養を運び、精神を安定させる「血」が不足しています

どうして眠りが浅くなってしまうのか、その原因はいろいろとあるのですが、一つの大きな要因としては、「けつ」の不足が考えられます。「血虚けっきょ」という状況ですね。

中医学で言う「血」は、全身に栄養を運ぶほかに、精神を安定させるという重要な役割も持っています。その「血」が不足しているわけですから、こころは不安定になるし、脳に栄養も届けられません。すると、休息を取っても、頭の栄養は不足していますから、疲労感が取れずに残ってしまう、ということになるわけです。